Honey Body!



「…俺に肋折られる前に、消えろ」


「す、すみませんでしたっ!」


男達は、顔色変えて逃げて行った。








「…大丈夫か?」


ハニーブラウンの髪の人は、さっきより多少優しい声であたしに話しかける。








「あ、ありがとうございますっ!」


助けてくれた男の人に、あたしは勢いよく頭を下げた。






「…あぁ」


無愛想に返事をするその人の顔を、何気なく見た。








………まさか。
< 4 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop