あの日々をもう一度。
「だから俺は今ここにいると・・・そんなこと信じられるか。」


「信じてくださいよー!!本当なんですからぁ!!」


山中は困った顔をしながらすがりついてきた。


「ったくありえねーよ・・・。」


「ありえたんだからしょうがないです!それじゃ!」


「おっおい!!待て!!」


山中は俺の言葉なんて聞かずまたけむりを出して消えていった。


その瞬間周りの奴達が動き出した。


「・・・まじありえねー・・・。」


「はっ?なにがなにが?」


純が顔を覗かせて聞いてきた。


「いやなんでもない。」


俺が軽くごまかすと純は膨れてイスに座った。
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