あの日々をもう一度。
普段おとなしい人ほど怒ると怖いっていうよな。


爽木はその典型的なタイプだと俺は思う。


「なぁ秋!!名前〔さくらいななき〕ってどう!?」


「は!?ながっ!!つーかどういう意味だよ!?」


純は鼻を鳴らしてしゃべり出した。


「ふっふっふ。よくぞ聞いてくれた!!」


「いいからはやく意味言えや。」


爽木がキレながら言った。


「まぁまぁ夕陽。んで意味はな俺の〔さくら〕、秋の〔らい〕。神瀬の〔なな〕。んで夕陽の〔き〕!!」


「あーなるほど。純にしてはいい名前やな!!」
< 61 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop