あの日々をもう一度。
爽木が珍しく純を褒めた。


「なぁに夕陽ちゃん!?純にしてはって!!」


純が泣くまねをしながらヨヨヨとイスに座る。だがどこかうれしそうだった。


「じゃ名前決まったし今日はここで終わりね!うち部活行くからー!じゃ!!」


七瀬がすごい勢いで席を立ってカバンを持ち、走って教室から出て行った。


「あっ七瀬待ってよ!!」


爽木も席を立ち七瀬を追いかけて教室から出ていった。


七瀬と爽木は吹奏楽部だ。毎日頑張っている。
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