ラブハンター
スミレと手を繋ぐ。



それだけで心が温かくなる。



たまに俺を見上げて笑う、その顔が好き。



屈託のない笑顔ってたぶんこういうこと。



「今日、友達に怒られた」

「なんで?」

「先輩の話ばっかりしてたから!!」

「どんな話?」

「ん~と、先輩の笑った顔が好きとか、いい匂いがするとか」

「俺もスミレ好き~」

「幸せ~!!」



バカップルと言われてもいい。



羨ましがればいい。



俺はもう、恋で後悔はしたくないから。



素直に気持ちを伝えていくことにした。



スミレと一緒にCDを見たり、ひたすら視聴。



「あっ、この曲好き」

「英語で何言ってるかわかんないけど、曲調はカッコイイですね」

「わかんねぇの?」

「えっ!?わかるの!?」

「ん、直訳程度なら」

「陽先輩のくせに…」



昔は英才教育受けてたんだって。



今は全くついていけてないけど。



英語と音楽は得意だし。



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