ずっと大好き…この恋は秘密 …



「だって〜…」


笑う浅井を見ながらみのりが困ったような声を出す。




「…そういやご褒美決めた?」


ひとしきり笑った後
浅井が笑いながら聞いた。


「え…あ、まだっ…ん…っ」


浅井の言葉に答えようと口を開いた瞬間…


浅井の唇が重なった。



不意をつかれ無抵抗だったみのりが肩をすくませる。



「ん…」



深いキスの途中、浅井が唇を少しだけ離した。



そして

少しでも動けばまた唇が触れそうな距離でみのりに言う。


「…キスが終わるまでに考えとけよ?」


みのりの返事を待たずにまた唇が重なった。


「…んん…っ」







…浅井さんの意地悪



こんなキスされて…

考え事なんてできるわけ…


…ない





みのりはただ浅井を受け入れるのに一生懸命で…

頭の中は真っ白だった。




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