ずっと大好き…この恋は秘密 …



一緒にいれば

不安なんてなくなる。



さっきまでのくだらないやきもちも

佐倉の想いを疑ってた最低な自分も全部なくなって…


ただ佐倉の事だけでいっぱいになる。






「…決まった?」


唇を離して言う浅井を
みのりは少し怒ったように見上げた。



「…意地悪」


赤い顔して怒るみのりが可愛くて

浅井はみのりのおでこに自分のおでこをくっつけた。



「…ごめんな?

佐倉がバイトしてんのオレに内緒にしてたのが悔しくってさ…

ちょっと意地悪だったな(笑)」


浅井の言葉を聞いて
みのりは赤い顔のまま黙った。




そして…


数センチのところにある浅井の唇に軽くキスをした。



「…佐倉?」


あまりの不意打ちに驚いた浅井を見て

みのりが少し照れたように笑って言った。



「…仕返し(笑)」


「…おまえ、仕返しならもっとちゃんと…」


「いいのっ

…ってゆうか、やっぱ浅井さんって悟くんの言ってた通りキス魔…」


みのりが言い終わる前に今度は浅井から軽くキスをして


「お返し(笑)」

と笑った。



思わず笑顔になったみのりに
もう一度顔を近づける浅井をみのりが軽く止める。


「浅井さ…

ここ駐車場だし見られちゃう…」


「…誰も見てねぇよ。

それに…今更だろ(笑)」


浅井の言葉にみのりは抵抗していた手を緩めた。


本屋のネオンが光る中、

今日何度目かわからないキスをした。



お互いの気持ちが伝わってくるような…


長くて優しいキス…





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