ずっと大好き…この恋は秘密 …


バスを教習所まで走らせる運転席で

浅井がため息をつく。






…オレ何やってんだろ。


教室忍び込んでみのりに無理矢理キスして…


ガキじゃねぇんだから(笑)



あの時

…みのりが見つめてた目を逸らして背中を向けたがら…

思わず呼び止めた。



どうせバレたら…って考えて他人を装おうとして…

わかってるけど嫌だったんだ。



みのりに目を逸らされるのが…

背中を向けられるのが…


他人を装おわれるのが嫌だった。





みのりは気づいてんのかな…


すごく切なそうに…

つらそうにオレを見てた事。




今まではいつだって笑ってたのに。

どんな時でも笑顔を向けてくれてたのに…



いつもは見せない
悲しそうな表情だった。


オレが知らないだけで
いつもあんな顔してるのかもしれない。





オレの…

せいだよな。



こんな恋…

つらくないはずがない。



みのりは優しいからきっと沙紀の事も気にかけてんだろ?


オレと一緒にいても沙紀の事が頭から離れないんだろ?




ずっとオレを追いかけてきてくれて…

いつも笑顔を向けてくれるけど


本当はつらいんだろ?






…沙紀のせいじゃない。


全部オレのせいだ。


みのりが今つらいのは
オレのせいだ…



だって

ずっと走り続けるのはつらいから…


誰だってつらいから…



つらい思いばかりさせてごめんな。


でも守るから…



オレがちゃんと守るから…





みのりがもう疲れて立ち止まるしかないなら

オレが迎えにいけばいい。




みのりがまた笑えるようになるまで2人でゆっくり歩けばいい。


離れたくないんだ…









オレは多分


みのりのためならなんでも出来る―――…









みのりを


失いたくないんだ。






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