ずっと大好き…この恋は秘密 …

未来の約束




沙紀さん

ごめんなさい…




あたし…


この手を離せない…






この手以上に大切なものなんてないの…




好きなの…





浅井さんが…





誰よりも

誰よりも



大好きなの―――…




なんで

だめなんだろう…




何度決心しても…


どんなにつらくても…


誰を傷つけても…



離れられない…




浅井さんを好きになった時からずっと

浅井さん以外目に入らない…




自分でも戸惑うくらい好きで仕方なくて…


魔法にでもかかったように浅井さんしか想えない…




そんなあたしが…


浅井さんから離れられるはずなんてないんだ…









「…泣き虫(笑)」


みのりの向きを変えて
浅井が顔を覗き込む。


まだ涙の止まらないみのりを優しく見つめる。



「…あたし

別れたくない…


沙紀さんの気持ちわかってるのに…

あたしのわがままなのに…

どうしても…

浅井さんが好きなの…」



みのりが泣きながら言った言葉に

浅井が笑う。



「…だから言っただろ?


もともと離すつもりはないんだって(笑)

くだらねぇ心配してんじゃねぇよ…」



浅井がみのりをもう一度抱きしめる。






…禁煙するって言ったくせに。





浅井の腕の中で

タバコの匂いにみのりが顔を緩めた。


頬にあたる左ポケットのジッポがうれしかった。



涙の乾いた跡を

もう一度みのりの涙がつたう。



今までとは違う涙が…


浅井のYシャツに吸い込まれた。




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