薔薇の王女
「お姉様……いや女王陛下はもう全て知っておられると聞いたわ。あなたもここまでね…」


「そんな馬鹿な!?誰が私だと分かった…」


その問いには答えず身体についたホコリを手で落としウィリアムに背を向け


「あなたが消し損ねた人物が全て突き止めたわ」



そう言い部屋を後にした。
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