オルゴール
色々なお寺を行って、そのたびに侑と一緒に回った。
気がつけば、もう1日目は終りだ。
今は、ホテルに向かってるところらしい。
「由希」
愛華は隣に座って居る大切な大切な友達の名前を呼んだ。
「ん?」
由希は少し上目遣いで愛華を見た。
「疲れたね~」
「うん、ホテルついたらスグ寝るしー」
「ウチも!!」
ホテルにつくまで少し重いまぶたを頑張って開けていた。



「えーココが、今日貴方達がとまるホテルデース」
バスガイドさんが明るい声でホテルを指した。
そして、愛華たちはバスガイドさんが指すほうを見た。
そこには・・・・・・
おんぼろホテルでした。
「は・・・・??」
みんな唖然としている。
まあ、当たり前だが。
なんだって、見た目はボロボロ。
ホテルの周りには変なへたが巻きついている。
今にも壊れそうだ。
「こんな金無かったのかな??うちらの小学校は・・・・」
由希がつぶやいた。
「だよね・・・・もっと豪華なさぁ・・・・所なかったのかねぇ・・・」
みんなテンションが下がりながらホテルに入った。
中も予想したとうりだった。
ボロボロだ。
今にも床が割れそう。
「えぇ、こっちの部屋が女子部屋。あっちが男子部屋。」
はっ?
3クラスあわせて??
狭くない??
女子部屋に入ると、とてもでかかった。
このくらいなら3クラス入るくらい。
でも、ボロボロ・・・・・
「ま、良くない!!??皆としゃべれるしさ!!」
由希が皆に向かって言った。
「そーだよね!!そう考えなくちゃやってけナイよね~」
みんなもプラス思考になった模様だ。
由希はすごいんだ。
みんなを考えをたった一言で変えてしまう。
由希は愛華の尊敬してる人だった。
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