【ホラー】秘密
「うーん…。気持ち悪くなってきた…」
彼は本当に写真を撮る気なんだろうか。
『かわりに撮ってあげようか?』
「いや、撮ります…」

ホルマリンの匂いが嫌らしく、服の袖で鼻を押さえながらカメラを向ける。
その時だった。

…ズズ…
不思議な音がした
『ねぇ…』
彼には聞こえなかったらしくパシャパシャと撮っている。

『…なんだろ』
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