KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





「鋼柳…





啓汰の使い方、よく分かってるな!」





ニヤッと笑ってそう言ったのは所長だった





「まぁ……





長い付き合いだからな」





俺もニヤッとして返す





なんとなくだけど、所長と俺は啓汰の前でだと、似たような性格になることが分かった





啓汰はいじりがいがあるから、もしかしたら誰でもそうなるかもしれないけど……





「とりあえず、こんなところで喋ってないで、練習しろ!





鋼柳、全力出していいからな…情け無用で。





啓汰…負けたら、アレだからな?





絶対負けんなよ」





所長は、俺と啓汰の背中を押して、地下への階段を降りる





地下には、弓、刀、銃など、色々な武器の練習場がある





そして、一番奥には何もないただ広い空間だけがある





ここは、実際に人とやりあう場所





もちろん、自分の武器で。









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