KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





「…はぁ





結局、何なわけ?





これ…」





マジで俺を殺すんなら涼も入ってくるだろ?





なのに、ずっと見てるだけだし…





第一、殺気も出してないやつが、俺を殺すなんて迫力がない





俺は、櫻華を下ろしてため息をつく





それに、姉崎みたいな一般人がいるところで殺り合えるわけがない





「蜜屡、縄をほどいてあげて」





涼が立ち上がり、蜜屡に言った





「いや…





どこまで鋼柳が本気なのかな、と思ってな





今までの、全部嘘だから!」





…は?





そんな急にネタばらしみたいなことされても困る









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