KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
ふむ……
これは面白そうだ
俺は啓汰の肩に手をおき、哀れむような視線を送る
「…啓汰……
昇もお前も男なんだ…
それに、お前には姫華がいる…
分かるな?」
どうだ?
俺の演技は…
「…お、俺は姫華一筋だって!
昇さんは……憧れの存在なだけで!」
必死に喋る啓汰
いや…お前が姫華一筋なのは誰が見ても分かるぞ?
「…おいおい
昇が憧れる存在なんて…どういうことだ、啓汰?
お前の親は俺だよなぁ…?」