KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「じゃぁ、一人になったときを狙えばいいじゃん」
俺が考えていたことを口煮出した啓汰
頭に、でっかいこぶが出来ている
「…所長に殴られたのか?」
俺は啓汰のこぶを触った
…どんだけ強く殴ったらこんなこぶができるんだろうか
「見つかった途端、思いっきり…な
なんかイライラしてた」
啓汰は気持ち良さそうに目を細めた
「一人になっても、どっちか一人が殺気を出せば一瞬のうちにもう一人が来る
あれほど、面倒臭い相手はいない」
イライラしているような口調で言った所長
「所長も嫌いなのか?」