KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
うわ…
そんなに思いっきり殴らなくてよかったのに…
本当に、馬鹿というか、単純というか、アホというか…
「いってぇ!!
何すんだ、この馬鹿!」
所長は頭を抑え、涙目で啓汰を睨んだ
…所長、なんか可愛い
「大丈夫ですか、空さん?」
昇が驚いたような顔でそう聞いた
「大丈夫なわけないっ」
「だ、だから、最初にごめんって言ったじゃんか…」
啓汰がビクビクしながらそう言った
まぁ、確かに言ったな
「うるさい!
そんなんで許すわけないだろ!?」