愛は要らない
「お祖父さん、顔が気持ち悪いです・・・」
遥の言葉に、丈之助がギロッと睨む
「そもそもとしてお前がな──・・・」
丈之助の説教が始まり、遥は青い顔で終わるのを待ち続けた
緑が生い茂る林の中、綾野は1人歩いてみる
西園寺家では味わえない、静かな落ち着いた空気
「・・・・・・・・・・・・」
結婚したという実感がないのは、多分丈之助の言うとおり、遥となんの関係もないから
それはそれで、誓約書を守っているのだから、問題はないのだが・・・