一緒
「っ…なんや?なんやねんっなんで、どないや…クソッ!!」

胸が痛い…けど。

「あいつやんか!あいつやんかなあ!?」

胸の痛みは別れた彼女との切なさじゃなかった。

もう僕は彼女じゃない彼女を愛していた。

彼女は親友と婚約してんのも彼女が僕を頼る理由も全部知ってて愛してしまったんや。



 ツルッ



「痛ッッッ!!!!」





氷に滑った僕はいつの間にか冬になったことも。

流れる音がクリスマスソングなのも気が付かなかった。

僕は本気で彼女を愛してしまった。



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