一緒
…なんて暗い気持ちになっとったら電話が掛かってきた。

「もしもし?」

とりあえず出たったらこの世で一番聞きたくない声が聞こえた。

[みつけたんや!!]

「へ-…ごほっごっ…で、わざわざ報告?りつぎなやつやな」

[え?律義?それより風邪か-?悪いなぁそんな時に電話して]

「………ええよ別に」

呆れるほど暇やしな。

それにもうこの家には帰って来なきゃ誰も訪ねへんし。

[でな? 掛け直そうか?]

「ずずっ…いい ほんっま…気にすぐすっ…………なあ-?」

[なんや?]

「そっちの天気なに?」

[あ-…晴れやけど?]

「そうか~全然ちゃうねんなぁ。お前に言いたいことあんねんけど…くっ………ええか~?」

[ああうん話してや-自分ばっかで申し訳ないし、どうぞ~]

どうぞって…。

でも…逆に楽かも。








「僕な?生まれて一番の恋したんや おまえが想ってるより僕の方が何倍も何百倍もっ ………いい 恋愛したんやで?なあなんでこんな時に居ないんやおまえわ」





[……]

「……あほ」

[えっあほ?]

「そうやでウソになに真面目に聞いてんねんっ泣き真似うまかったやろ~?」



< 62 / 73 >

この作品をシェア

pagetop