逢瀬を重ね、君を愛す
そんな桜乃を見て、彩音が口を開く。
「……桜乃さぁ、蛍さんの事好きでしょ。」
グサッ。
この効果音がぴったりだろう。
彩音の言葉で桜乃は指に針を刺した。
「え、う…嘘っ!!桜乃っ!!大丈夫!?」
「だっ…大丈夫だからっ!!そ…それよりっ、え?す…好き?!」
明らかに彩音の言葉に動揺している。
「と…取り敢えず落ち着こうよ!!」
桜乃の肩を掴んで落ち着かせる。
深呼吸をした桜乃は落ち着いてきた。