秘密の生徒会探偵団☆
「それじゃあ、多重人格は実際ちゃんとした病気なんだね。」
満員電車から逃れたあたしたちは、今度は駅を離れて歩き始めた。
「あぁ。そういうことになるな。」
だったら……。
「あたしらがさらちゃんに会った時、彼女は自分を双子の妹の泉って言ったよね?
てことは、まだ彼女の病気は治ってない。」
「…………あ。」
あたしのヒントに気づいたのか、陵は口を微かに開いた。
「「まだ病院に通ってる!!」」