秘密の生徒会探偵団☆
「だぁぁっ、もう!!
どんだけ俺は見逃してんだよ!!」
自分の情けなさに周りをお構い無しに騒ぐ陵。
陵がここまで感情を表にだすのはそうそうあることじゃない。
「落ち着いて。
見逃してても、ちゃんと気づいただけいいじゃん。
とりあえず明日朝イチの新幹線に乗って学校に戻ろう。
パーティーに必要なものも向こうだし、あの2人はこっちの方ほとんど知らないしね。」
「あぁ。」
時折陵を見てはキャーキャー言う女の子たち。
それとは対象的に、全く周りの声が入っていないのか、陵は真剣な表情を崩さなかった。