秘密の生徒会探偵団☆
「へぇ。秋野さら失踪事件なんてそんな大きな捜査までやるんだぁ。」
「うん。まぁ、さすがに殺人とか、障害は危ないからないけどね。
それに、これが結構やっかいでさ~。」
あたしと絵梨ちゃんは、周りから見ればガールズトークのようにきゃぴきゃぴと事件で盛り上がる。
「おい、由比っ。そいつは事件とは部外者なんだからんなこと大声で話すな。」
あらか様にふてくされた陵は、リビングのソファーにどっかりと座っていた。
「ったく、自分のお姉さまを少しは敬いなさいよ。」
「るせー……って言うか何で姉貴までここにいるんだよ!!
彼氏は?!家の鍵は?!」
「人様の家でそんな大声だすんじゃないの。
彼氏は今日バイトで出かけてる。
ちなみに今さっき家に入ろうとしたら入れないじゃないの。
もう、びっくりよ。だから由比ちゃんちに転がり込んだら昨日から出かけてるって。
家族に一言も言わないで出かけるってどんだけマイペースよ。」
「鍵……持ってないのか?」
「とーぜん。だってあたしが出かけるとき、お母さん家にいたし。
前もって言われなきゃ鍵なんて持たないわよ。」
あっけカランとした絵梨ちゃんはアイスティーをごくりと飲んだ。