秘密の生徒会探偵団☆
しばらくたって。
テレビを見ていたあたしたちの横で、陵がスッと立ち上がった。
「陵?」
「あぁ、勇斗に電話してくるわ。
明後日のこととか。」
あ、なるほど。
「またどこか捜査にいくの?」
お母さんが心配そうな声であたしを見て言う。
「違う違う。
今回は明後日にあるパーティーにね、招待されたの。」
「いいなあ〜。
あたしもいきたあい。」
絵梨ちゃんの目はどこかうっとりとしていて、もう完全に向こうの世界。