秘密の生徒会探偵団☆


「あ、そうだ。」



何を思ったのか、突然ポケットの中を探った陵は、あたしにそれを差し出した。






「童顔隠し。」


そう言って、持たせたのは陵の黒縁のメガネ。



「これをあたしにつけろと。」


「それ以外に何があるのか教えてもらいたいけど。」



ったく、どんだけ童顔をついてくんのよ。

大体メガネで何とかできる問題じゃないでしょーが。


とか思いつつも黙って従うあたし。
これじゃまるで、陵のペットじゃないか。




「これでいいんでしょ。」


「おう。一気に大人っぽくなったぞ。」


「つまり老けたといいたいのね。」


「老けたと大人っぽいは違うだろ。んなにひねくれんなって。」







「君達。」


「「は、はいっ!!」」





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