秘密の生徒会探偵団☆




5分ぐらいたった頃、見覚えのある人があたしたちの元へよってきた。











「久しぶり、由比ちゃん、陵」



「まさ兄!!久しぶりっ」

「久しぶり。」








穏やかな顔をしたまさ兄をみていると事件のことだって忘れてしまいそうだ。










「この子が岩瀬君の弟さん?やっぱりカッコいいわねぇっ。
あっ、もしかしてこの子は弟さんの彼女!?
かっわいいー!!」






背の高いまさ兄の後ろからでてきたのは見るからにフレンドリーな女の人だった。








「この人は長畑きょうこ(ナガハタキョウコ)さん。僕の上司で、特殊捜査課の刑事さんなんですよ。
由比ちゃんたちの先輩だ。」






「はじめましてっ。長畑きょうこです。」



ニッコリと笑うきょうこさんはとても年上には見えない。



「はじめまして。兄がいつも世話になってます。
弟の陵です。
で、この隣にいるのが幼なじみの矢井田由比です。」




陵に紹介されるっていうのがしゃくだけど、一応頭を下げるあたし。






「あら、ごめんなさい。
こんなところまで2人でくるからてっきり付き合っているのかとばかり……。」


「いえ。気にしないでください。別にこいつのことはどうも思ってませんから。ただの幼なじみです。」







かぁ……っ!!

その発言かなり傷つくんですけどぉ!!

しかも勝手にこいつ呼ばわりって何様!?




そう思いながらあたしは陵に睨んだけれどあっけなくスルー







< 24 / 471 >

この作品をシェア

pagetop