秘密の生徒会探偵団☆
ま、これがあたしの弱点か……
「あらっ、起きたのね。よかったわ。
顔色もさっきより全然いいし、もう大丈夫ね。」
振り返るときょうこさんとまさ兄が寄ってきた
「由比ちゃん、陵、昼飯買ったから一緒に食べよう。本題にも入ってないしなっ。」
そういってまさ兄はにこやかに笑った。
「あっ、由比ちゃん。」
こそっ、と耳元できょうこさんに名前を呼ばれてきょうこさんに近づく。
「後で、陵くんにお礼を言っておきなさいね。」
「えっ?」
訳のわからないあたしはきょうこさんに聞き返した。
するときょうこさんはクスッと笑って
「ここまで由比ちゃんを運んできたのは陵くんなのよ。
あぁ……うらやましいわ。お姫様だっこ♪」
…………!!/////
嘘!?
陵があたしをお姫様だっこぉっ
「さっ、お昼ご飯を食べましょ♪私、お腹が空いちゃったー。
ほら、由比ちゃんもはやくはやくっ」
何事もなかったかのように振る舞うきょうこさんに唖然としながらあたしはさっきまで寝ていたソファーに腰かけた。