秘密の生徒会探偵団☆
お昼ご飯も食べ終わって一段落したところできょうこさんが口を開いた。
「さて、あなたたちには秋野さらについていろいろ話さなくちゃならないわね。
捜査協力を頼んでしまった訳だし。」
「秋野さらについてどんな事でもいいのでその日に何があったか教えて下さい。」
陵がいつになく真剣な表情できょうこさんに聞く。
「被害者の秋野さらはいつも決まった時間帯に自分の部屋に入っていたわ。
その日も秋野さらは同じように部屋に入ったらしいの。
撮影が朝早いときはマネージャーが時々泊まっていくらしくて、秋野さらが部屋のドアを開け閉めする音が聞こえただけでそこまで気に止めないでいたらしいわ。
撮影が早いっていうこともあって寝ようとした秋野さらのマネージャーはカーテンをひこうとしたら、隣の部屋にいる秋野さらの部屋の電気がつけたままで、さすがにおかしいと思ったマネージャーがはいったら部屋の中はもぬけの殻だったの。」
「そして今回、生徒会探偵団のみんなに捜査協力をだした暗号が机の上に置いてあった。」
まさ兄がきょうこさんに続けるように手帳のような物を持ってあたしたちに話した。
「暗号の上には秋野さらのケータイがフタを開かれて、電源を切られた状態で置いてあったわ。
念のため、ケータイのフォルダを全部調べてみたけど、それらしいものは見つからなかったわ。」
犯人は一体なんのつもりでそんな事をしたのだろう……
わからない……