秘密の生徒会探偵団☆



「……く……っ」



目の前が真っ黒だった。

そしてその黒い靄はうめき声をあげながら崩れる。






「陵……!!」



腕の辺りが真っ赤に染まっていた。

荒い息を繰り返しながら陵は鋭い目を女の人に向けたままだ。


「陵……腕が……っ。」

「このくらい、どーってことねぇよ……っ
それより早くここから離れろ……っ!!」

「でも「いいから早く!!」





陵の腕から流れる血は止まっている気配がない。


あたしのせいで……。







「由比ちゃん!!」


まさ兄の声が聞こえた。


「早くこっちへ!!」



そう叫ぶまさ兄の声がだんだんと遠くに聞こえる。


体が言うことをきかない……。



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