秘密の生徒会探偵団☆


「陵、キツくない?」

「何が?」



明らかにとぼける陵が可愛らしくみえる。


「なんでもない♪」

「変なやつ。」



思わずニヤニヤとするあたしに、陵はフッと目尻をさげる。




この時間がいつまでも続いてほしい。

陵といるこの時間がとても幸せだと感じた。




スーツを羽織った下にきているワイシャツは、第2ボタンまで外したままだ。

ちょうど目線を少しあげたところに陵の鎖骨と、胸元が少し見える。


なんか目のやり場に困るな……。



視線を足元に下げて、あたしは残りの時間を息苦しくない満員電車の中で過ごした。


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