秘密の生徒会探偵団☆
「まず、これをみて」
そう言って見せたのは七海愛用のノートパソコン
ハッカーとしての役割をしているけど、警察と探偵団は繋がっているから、まず捕まることはない
「さらちゃんのブログ?」
最初に口を開いたのは由比だった
「そ。この最後の更新日。遊園地にいってる。
この間あたしたちが行った遊園地よ」
そのことなら今でも鮮やかに記憶されてる
あそこでは偉い目に合わされたからな。
「まぁ、あんだけ忙しい女優さんがのんきに遊園地ってのに引っ掛かったのよ。
まぁ、ロケだったんだけど。
それに普通なら誰といった。とか何に乗った。とか細かく書いてもいいと思う
けど、彼女はそれをしなかった」
「仕事で忙しかったからやろ」
「だったら遊園地にいく日のブログなんかアップさせる必要はない。
勇斗の言うように仕事が多忙なさらちゃんは、あまりブログを更新してなかったからね
無理に更新することを普段はしない。
そこも引っ掛かった」
勇斗の意見はあっさりと由比によって切り捨てられた
「で、あたしちょっと詳しく調べてみたの」
カチカチと慣れた手付きでキーボードを押す七海
そしてまた同じように俺たちに画面を向ける
「創始者、秋野雄三
秋野氏の父親よ。」