秘密の生徒会探偵団☆


まだ赤ちゃんのさらを抱き、あたしの手を引いてあたしたちはよく遊園地に来た


『お母さん、あたしメリーゴーランドに乗りたいっ』

『いいわよ。
お母さんはさらがいるから外で待っているわ』

『うんっ』



メリーゴーランドで回るたびにこっちに向かって手を振ってくれるお母さん

本当に大好きだった


『おっきな時計だねー』

『そうね。お母さん、この時計が大好きなの』

『なんで?』


そう問いかけたとき、お母さんは悲しそうな顔をした



『あの時計はあなたのお父さんなのよ』


『お父さん……?』



その時はまだその言葉の意味を理解できなかった


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