秘密の生徒会探偵団☆



とりあえずあたしの机にべったりはりつく勇斗と肘をかけている陵を引き剥がしてやっとの思いで席に着いた。






「そういえばさ、秋野さらのヤツしってるだろ?」


陵があたしたちにそうたずねる。




「ウチはきのうニュースでやった時点で知ってたよ。」



七海が少し得意気にいった。



「あたしは今さっき七海から……」


「俺は朝のニュースでみてきたで。」




「どうやら、みんなこの事は知ってるみたいだな。
ま、今日の放課後、生徒会室でその事について話があるから必ず出席すること。生徒会長からはそれだけ。」




そういった陵は解散、とこそっと言って自分の席に突っ伏してしまった。









「なんだろう。話って……」


「さぁな。
ま、放課後を楽しみにしとこう。生徒会長さんの面白い発言が聞けるかもしれへんからな。」




「もうっ。相変わらず勇斗は緊張感なさすぎ〜。」




あたし、勇斗、七海は言いたいことを言うだけいって、席に戻っていった。



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