愛の楔



尋ねると美空は勿論と鞄にかけられている鍵に触れる。
暗証番号式のそれを美空は番号を揃えて開ける。


開けると、中にはノートパソコンが一台。それもなかなか良い性能のもののようだった。


「私、情報系の学校に行ってたから、パソコンは大事なものなの」


美空は、パソコンを本当に大事なものを扱うように優しく撫でる。


「そうか」


俺は、炯を睨む。
銃なんか入ってるわけないだろと言う念を込めて。


炯はそれに気付いたのか、頷いて、美空に話しかける。


「美空さん」

「はい?」

「疑って申し訳ありませんでした」

「?」


深々と頭を下げる炯に美空は何がどうなってるのかさっぱり分からず、首を傾ける。


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