MEMORY


こんなにも上手いならピアニストなんて夢じゃないでしょ。

あたしにも才能があったら…



「無理だな」

『えっ?』

「俺はピアニストにはなれねーよ」

『何で?』

「向いてない」

『そんな事…』

「趣味でピアノが弾ければ俺はそれで良い」

『そっか』



< 132 / 232 >

この作品をシェア

pagetop