蒼天ノ神
奏景「ここだよ。」


俺の目の前には寂れた鳥居

本当にここに神様がいるのか疑問に思う程ボロボロだった。


奏景「ねぇ…兄ちゃん。」

颯斗「何だ?」


奏景「兄ちゃんは本当にあの蒼天様なの?」


正直俺にもその質問には答えかねた。


颯斗「分からない。」


これが今の俺に出来る精一杯の答えだ。


奏景「そっか。」

颯斗「あぁ、悪いな。何にも分からなくて。」


奏景「ううん。良いんだ。
じゃ俺はこれで帰るよ。また暇な時にでも遊びに来てよ。」


そう言って足速にその場を走り去って行った。


そして


俺も目の前にある鳥居に向かって足を進めた


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