私の可愛い小悪魔BOY
「はぁー」
そんな私を見た藤宮くんは
ため息をついて私の上からどけた。
そして手を差し出してくれた。
「ほら、つかまれよ」
「あ…ありがとう」
私はその手をつかんで立ち上がった。
服をはらってると藤宮くんが
私のことをじっと見てるのが分かった。
「ど、どうかした…?」
「別になにも」
藤宮くんはそう言って
足早に屋上から出ていった。
私は慌ててその後に続いて出た。
もー!…散々な目にあった…。
そう思いつつも藤宮くんからの
キスの感触が忘れられなかった。