私の可愛い小悪魔BOY


「…美優?」

「は、はい!!」

「どうしたの?」

「な、な、なんでもない!!」


不思議がる藤宮くんから
私は頑張って目をそらした。

目が合ったら顔が
真っ赤になりそう…!!


「…あ、見えてきた」

「え!?どこどこ!?」

「あの赤い屋根のとこ」


藤宮くんが指さす家の屋根は
パステルカラーの赤色だった。

可愛らしい感じ…。


「あの家に河原美咲は住んでる」

「1人暮らし!?」


あの一軒家にー!?

ビックリして固まってると
藤宮くんが呆れた顔で私を見た。



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