【長編】好きって言って

兄弟


゚・。。・゚・。。・゚Kagaya*



芽衣が家に帰って、俺はゆっくりと階段を上がって行った。




そして真っ直ぐ輝の部屋へと向かうと、前にある扉をノックした。




コンコン。




「輝?」




そう呼びかけてみると、中から少し間が開いて声が聞こえてきた。




「……何?」




その声を聞いて俺は小さく呟いた。




「ちょっと……話をしないか?」




「いいよ。入れば?」




その声を聞いて俺はゆっくりと扉を開く。




少しずつ中が見えてくると、輝はベッドの上に座っていた。




雑誌に目を通していた輝は、入ってきた俺に視線を向ける。



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