Sad Love‐私が愛した人へ‐
定め
ある日、パパとママが交通事故で天国へ旅立った。
突然の出来事で、涙も出てこない。

「愛華、大丈夫だからな兄ちゃん達が付いてる」

あたしの家はお金持ちで沢山の財産があたし達のモノになった。
それが目当てでか
「私がこの子達の面倒を見るわ!!」
「いえ私よ!!」
など、あたし達を巡って大人達の醜い争いが起きた。

けど、兄ちゃん達は全ての誘いを断った。

「これからは兄姉6人で力を合わせて生活していきます。何処にもお世話になるつもりはありません」

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