深紅の花に姫君〜失墜の姫〜
深紅の花の刻印が
赤く染まっていく






「ねぇ…神様…」



あたしが消えた後
みんなに伝えてほしい…







『なんだ?』





神様の体も顔も見えない
でも…




とても優しく
微笑んでいるのだと
わかった





愛おしさを含んだ声







「あたしは死んだんじゃない
風になったんだと…
アリアという肉体は
滅んでも…

あたしは風になって
あなた達と共に
生き続けると…」







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