僕らの時間
夢を叶えましょう
「何見てはるんですか?」

保健室から窓の外を見ている五十嵐に後ろから声をかけた。
五十嵐専用のコーヒーカップを持って。

「ん~?今は大ちゃんかな?」
視線を流しながらカップを受け取った。

「はぁ?それで何か用ですか?」

「冷たいぞ!今のところは嬉しがるところやろ!」

「……はいはい。嬉しい嬉しい。早く職員室に戻れ」





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