僕らの時間
「声が大きいです」

「あ、ごめん」

ついつい…と笑顔で言われる。

その大声で女子逹の睨みは、さらに凄みが出来ている。

はぁ…。
もう溜め息だけじゃ足りない。

今日は本当に寒い。
昨日まで少しは暖かったのに…。と考えながら安達さんに目を向けると呆然と突っ立っている。

「…安達さん?」

覗き込むように見やると安達さんは気付いたのか慌てている。

何故か安達さんの顔は真っ赤になっていた。



●end………?●




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