~Snow White~『一巻』
素敵な日曜日だった。


私は智久のぬくもりを心に
抱いて・・・・

「しばらくキスできないからな~」

そう言ってマンションで
たくさんキスをした。


雪湖スペースに桜貝をおいて……


名残惜しく抱きしめ合って
ようやく私はあの家に戻ってきた。


私が帰ると
家族は居間にいた。


「ただいま、帰りました。
今日は一日ありがとうございました。」
とお礼を言った。


伯父が
「迷わず行けたのか?」
と聞いたからドキンとした。


「はい、大丈夫でした。」
そう言ってもう一度頭を下げた。
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