~Snow White~『一巻』
私も眠れなかった。

可愛い女の子って・・・・


シンデレラのように玄関が開いた。


帰ってきた・・・・
部屋のドアを開けようとしたら
声が聞こえた。


「真冬?何してんだ?」


「待ってたの。」


「待ってたってさ・・・
玄関で何してんの?」


「一秒でも早く会いたいから。」
声が泣き声になった。

私の心臓もドキドキしてきた。


「真冬・・・・・」


「何も聞かない・・・。
だってどうしようもないの。
ずっとずっとトモくんしかいないの。」


「俺がおまえを愛しいと
思うのは、姉さんの子どもだからだ。
姪っ子として愛しいと思ってる。」


「お酒くさい・・・」


「飲んできたからな~。」


「キライ友達!!」
真冬の声が震えた。
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