~Snow White~『一巻』
「雪湖ちゃん・・・・」



「はい?」



雪がハラハラ舞い落ちる



「私なら雪湖ちゃんにずっと
魔法をかけてあげられる・・・・・
私のところに来ないか?
私に面倒を見させてくれないか?」




「稔さん?」



「突然こんなことを言って
悪かったね・・・・。」



「ははは・・・
もうビックリしました~」



私は胸をおさえた。



「雪湖ちゃん・・・・私と
結婚してくれないか?」




私の足が止まった。



「今、なんて・・・・?」


稔の腕を離した。
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