~Snow White~『一巻』
大きなふかふかのベット
ぐっすりと眠っていた。


電話の音で目が覚めた。



「雪湖ちゃん、起きたかい?
仕事が入って今、空港・・・・
昨日はありがとう。
混乱させてしまったかも知れないね。
また連絡するから・・・・・
次はおかあさんの庭を見に行こう。」



「いえ・・・・・
こちらこそ楽しかったです。
お待ちしています。」




「ありがとう・・・・ 
また会ってくれるんだね。」



「でも結婚とかは・・・
まだ・・・・・」



「そうだよね。
私はいい年して何をしてるのか。
まだそんなこと言ったって
無理だろうに・・・・
本当にごめんね。
もう少し君が大人になってから
言うつもりだったのに
少し焦ってしまった。
すまなかった・・・・・」


「いえ・・・
気をつけて・・・・・・」


電話が切れて・・・・・
魔法がとけた。
< 270 / 323 >

この作品をシェア

pagetop