サンデー。
その夜は本当に久しぶりに、ぐっすり眠れた。


広幸は下半身裸のまま眠ってしまい、朝母親に起こされる前に目を覚ました。

毎朝感じる頭痛もしなかった。

久々の爽やかな朝だった。
それは野球に情熱を燃やしていた頃の、やる気に満ちて目覚める感覚に何処か似ている気がした。


体にエネルギーが戻ってきた様な感覚に、広幸は自分で驚いていた。



これは姫子のおかげなのか?

そう思った瞬間、脳裏に焼き付いたままの姫子のカラダが思いだされ、また股間がうずきだすのを感じた。



それを忘れるように広幸は部屋を飛び出し、階段を駆け降りていった。



一階に降りると、母親が驚いた声をあげた。

「あら!?広幸、起きたの?」


「うん。おはよう。」


そう言いながら、キッチンのほうを振り向くと、





そこに姫子がいた。






ドキン!!!




広幸の心臓が大きく跳ねた。





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