煌めきの日が来る。
「珠紀ちゃん…心残りでしょうねえ」

「あんなに苦労して架恋ちゃん育ててきたんだもんね」

「架恋ちゃん、これからどうなるの?」


お母さんの通夜には、店の関係者を始め、友達と、身内以外にもたくさん集まっていた。

あたしの名前は架恋と書いて、カレンと読む。

あたしの名前があちこちで囁かれてる。

苦労して育てた一人娘が、中学校に入ってすぐに女ギャングになって、何の孝行も無い内に死んで灰になって…
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